自由律俳句で想像力は刺激できるか

せきしろさん × ピース又吉さんの本に感化されました。素人がひたすら淡々と、自由律俳句をつづってみます。言葉から、イメージや情景がブワッと広がるとうれしいです。

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

自由律俳句その43

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 花と会話できる人同士でしゃべっている 白髪じゃない反射だ

自由律俳句その42

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 カメムシのにおいが落ち着くと言う 目を見開いてしゃべる癖が気になる

自由律俳句その41

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 キーを下げすぎて原曲が思い出せない その漢字タトゥーの意味は調べない方がいい

自由律俳句その40

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 アンダースローで手の甲をやられる 女子っぽい名前のおじさんが交じっている

自由律俳句その39

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 体の柔らかさ自慢が本格的 気分転換に道を変えて遅刻する

自由律俳句その38

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 あさっての方向を具体的に聞くな 褒め合いのループに入ってしまった

自由律俳句その37

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 目が合ってからチリンチリンを鳴らされた 雰囲気で口ずさむラップがぽく聞こえる

自由律俳句その36

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 サルスベリの花言葉を聞かれても ネクタイで眼鏡を拭く癖がある

自由律俳句その35

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 手の平のメモが握手で写る おならだけでは済まない状態まで追い込まれている

自由律俳句その34

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 宇宙人顔という印象を拭い去れない 血の気の多い敵キャラにいそうな髪型

自由律俳句その33

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 悲鳴というか咆哮に近い 車でその色は相当な決断力だ

自由律俳句その32

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 マスク越しでなぜ臭う 靴下の穴を隠して足がつる

自由律俳句その31

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 どう食べてもポロポロこぼれる 生臭いという言葉が一番しっくりくる

自由律俳句その30

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 それをターンと見なすか迷う カツドンクウカ

自由律俳句その29

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 何とか伯爵というあだ名が似合う服 会社へのお菓子土産がかぶる

自由律俳句その28

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 置き型花火を手持ちした本人の服が燃える カツカレーから一歩も引かない気だ

自由律俳句その27

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 「雨の匂いするね」の四時間後に降った カエルしか想起できない寝相だ

自由律俳句その26

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 キレイなへっぴり腰だ 女子トイレですよと指摘し損ねる

自由律俳句その25

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 引き戸でしょわかってましたよという顔 少なくとも二箇所は歯に挟まっている

自由律俳句その24

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 ジョイとユージを逆で覚えている 最後まで鶏肉だと信じ続けた

自由律俳句その23

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 全ての文字に濁点がついている あとはお茶で流し込めばいける

自由律俳句その22

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 本物の寝屁を聞いた感動した 顔が近い

自由律俳句その21

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 ギザ十入るかないけた 「あれ」という単語を多用しすぎだ

自由律俳句その20

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 笑いをこらえすぎて変な咳が出ている 手で聴く

自由律俳句その19

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 オネエだと確信してすれ違う 布団を干して逆に湿る

自由律俳句その18

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 そこをイニシャルトークにする必要はないのだが 全ての縮れ毛を陰毛と結論づけた夏

自由律俳句その17

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 当たり屋の解釈が少し違っている 革は伸びますからとしきりに主張してくる

自由律俳句その16

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 フィルターが貼りついて唇の皮がちぎれる ギャランドゥの範囲を超えている

自由律俳句その15

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 蛾は素手でいけるとドヤ顔で 視力アップのトレーニングで目をやられる

自由律俳句その14

今日も、素人が自由律俳句をつづってみる。 そんなに腰を引いて滑れるものなのか 洋式便所に入った紳士が二十分出てこない